インサイドアウト「内なる子ども」を癒す
〜Drop+Kiss…+より〜
著者:雛瀬なな 編:敷島真也 監:内田裕之(Ph.D.)
子ども時代の傷を抱えたまま、人はどう生きるのか。
愛する人を失ったあと、人はどう生きるのか。
「しゃべったら悪い子になるから」——感情を押し殺して過ごしてきた、ひとりの少女。16歳での、ある臨床心理士との出会いが、20年の旅の始まりだった。
当事者による日記1000万字と、カルテ700頁。この20年にわたる一次資料に基づいて構成されています。
信頼できる一次資料が、文芸の力をかりて、こころと胸に響く実話の物語へ。読者一人ひとりが、こころの声に耳を傾ける——その旅が、いま、はじまります。
臨床心理士・内田裕之 Ph.D.(岐南カウンセリングルーム室長)の監修のもと、文芸作品として編みました。
A documentary literary work tracing one woman's twenty-year journey through trauma, grief, and the healing of the inner self. Based on over ten million characters of personal diary and poetry, with clinical psychological supervision.
購入する専門家からの推薦・監修

「ドナルド・ウィニコットに学んだ臨床心理士の15年にわたる心理療法の記録。クライエントと誠実に向き合うとき、カウンセラーが人の人生にどれだけ深く関われるのか——。心理療法の可能性を改めて問いかける一冊」
書評全文を読む →「きくことは、プレゼント。ひとは一人では生きていかれない存在です。」
「元に戻れないと絶望しないで。あなたはもっと強く、優しい人になれる。」
この本を届けたい方へ
当事者向けに加えて、臨床心理や児童心理の研究者・専門家向けにも編纂されています。
ACE(こども期の逆境体験)当事者・ご家族
幼少期の傷、複雑性PTSD、グリーフに向き合う当事者や、そのパートナー・家族の方々。インナーチャイルドとの長い歩みを内側から描いた本書は、自分の経験を言語化するための鏡になります。
臨床心理・児童心理の研究者・専門家
理論のみならず、クライエントの内面視点からその体験・経験を理解したい方。20年の日記1000万字とカルテ700頁という一次資料に基づく記述は、支援の現場で新たな視座を提供します。
読者の声
Amazon カスタマーレビューより(すべて★5 / 2026年)
上巻 — 2026年5月3日
この本を通して感じるのはどこまでも透明なもの。トラウマを克服するために自身の感情に向き合う時の葛藤・心の底から根源的に求めている願望…思うようにならないもの、本当に心が求めているものが足りなくても、それでも自分の足で進もうとすることはピュアで透明な希望のように思えます。インナーチャイルドを抱える全ての人にとってこの本はバイブルでありお守りのように感じます。
上巻 — 2026年5月21日
ななさんの紡ぎ出す文章は、とても無垢で、気取った感じがなく、彼女自身が大切にしていた彼女のインナーチャイルド「ななたん」の言葉で溢れています。読み進めていけばいくほど、2人の絆の強さや、相手を思う純粋な気持ち、切実さが伝わってきて、何度も胸がしめつけられます。読み終えたいま、この本は、まるで心の「お守り」のような存在になりました。
上巻 — 2026年5月5日
ひとつの美しいものがたりを読んでいる感覚でした。独特の美文と哲学的な解説が交差し、最後まで読み通すことによりすべてがつながっていたのだということが理解できます。自分の苦しみを言語化しよう、という勇気をいただきました。
下巻 — 2026年6月4日
ななさんの、日記を通して内面を見つめる姿勢に大変好感を持ちました。精神疾患で苦しんでも魅力的な内面を備えていることのリアルや、キリスト教の信仰を持つに至った内面の動きが素直な言葉で綴られて、とても感じるものがありました。また、著者のマサさんが、ななさんにずっと寄り添う真摯さも素敵だと思いました。
著者・編者・監修者について
類書・参考文献
本書と同様に、個人の体験に根ざした深い内面の記録として編集時に参照した書籍群。
夜と霧
アンネの日記
狭き門
グレース・アンド・グリット
専門家・書店の方へ
臨床・支援・研究の場での活用、および書店・取次の方への書誌情報をご案内しています。
