For Mothers
娘は、このまま壊れてしまうのだろうか。
夜中、娘が生きているか確認しに部屋へ行く。
そんな毎日を、誰にも言えないお母さんへ。
「受け止めましょう」
「見守りましょう」
わかっています。でも、目の前で娘が壊れていく毎日のなかで、それだけでは耐えられない。
怒ってしまう日もある。
夜中に「OD 娘 接し方」と検索している。
誰にも話せない疲弊がある。
「もう逃げたい」と思ってしまう瞬間がある。
この本は、アドバイスの本ではありません。
娘さんの内側で何が起きているのか——
その問いに、20年の記録から向き合う本です。
『インサイドアウト』は、
16歳から心の痛みと向き合い続けた一人の女性の、
20年にわたる歩みをたどる文芸ノンフィクションです。
そこには、すぐに答えが出る方法は書かれていません。けれど、長い時間のなかで人がどのように揺れ、傷つき、迷い、それでも自分の声を探し続けるのかが記録されています。
娘さんの内側で何が起きているのかを、当事者自身の言葉から知るために。
本書は、臨床心理士による監修のもとで刊行されています。医師、臨床心理士、グリーフケアの専門家から推薦をいただいており、当事者の声を大切にしながら、専門知に根ざした文芸ノンフィクションとして制作されています。
内田裕之(Ph.D.)
臨床心理士 / 岐南カウンセリングルーム室長
元・大阪大学大学院准教授
「ドナルド・ウィニコットに学んだ臨床心理士の15年にわたる心理療法の記録。クライエントと誠実に向き合うとき、カウンセラーが人の人生にどれだけ深く関われるのか——。心理療法の可能性を改めて問いかける一冊」
監修のことばを読む →香山リカ
精神科医
「元に戻れないと絶望しないで。あなたはもっと強く、優しい人になれる。」
この本が大切にしているのは、一時的な励ましではなく、長い時間の記録です。
20年
当事者による日記と詩
16歳から20年にわたる記録は、娘さんが今どういう時間を生きているかを想像する手がかりになります。
1000万字
書籍約100冊分の記録量
「すぐには語れない」という現実に、この本は誠実に向き合っています。
700頁
カルテ・診察・記録と接続
感情の記録を客観的な事実と照合することで、一人の人生の実像を描きます。
15年
心理カウンセリングの記録
長期にわたる心理療法の歩みが、専門家の監修のもとで一冊の物語としてたどれます。
Amazon カスタマーレビューより(すべて★5 / 2026年)
★★★★★
この本を通して感じるのはどこまでも透明なもの。インナーチャイルドを抱える全ての人にとってこの本はバイブルでありお守りのように感じます。何か心に違和感や辛さを感じる方にはぜひこの本を手に取って欲しいと思いました。
★★★★★
読み進めていけばいくほど、2人の絆の強さや、相手を思う純粋な気持ち、切実さが伝わってきて、何度も胸がしめつけられます。読み終えたいま、この本は、まるで心の「お守り」のような存在になりました。
娘さんは、なぜ助けようとするほど遠ざかるのか。
なぜ、「一人にしてほしい」と言うのか。
この詩は、その問いへの、ひとつの答えかもしれません。
さみしさの声が、言葉になるとき。
ひとりさみしい……
雛瀬なな / Drop+Kiss...+より
急がなくていい。
すぐに分からなくてもいい。
すぐに変わらなくてもいい。
それでも、
娘さんの中には、
まだ声が残っているかもしれない。
まだ、感じる力が残っているかもしれない。
まだ、生きようとする力が残っているかもしれない。
この本は、
その力をもう一度信じるための物語です。
16歳のあの子は、どこへ行ったのか。
2018年3月29日。30歳の誕生日に、こう書いた。
「周りの方に支えられて、頼りっぱなしでここまで生きました。感謝しています。ほんとうに。ここまで生きれた。だからこれからもがんばるね……」
ありがとう。
雛瀬なな / Drop+Kiss...+より — 2018年3月29日(30歳の誕生日)
「ドナルド・ウィニコットに学んだ臨床心理士の15年にわたる心理療法の記録。クライエントと誠実に向き合うとき、カウンセラーが人の人生にどれだけ深く関われるのか——。心理療法の可能性を改めて問いかける一冊」監修のことばを全文読む →
娘の内側を、
20年の記録から知る。
インサイドアウト「内なる子ども」を癒す〜Drop+Kiss…+より〜
著者:雛瀬なな 編:敷島真也 監:内田裕之(Ph.D.)
上巻・下巻、全国書店・オンライン書店でお取り扱いしています。