言葉にならない、
その気持ちのそばに。
情報ではなく、声。専門書でも、励ましの本でもありません。一人の女性が16歳から20年、自分のために書き続けた1000万字の日記から生まれた、文芸ノンフィクションです。
うまく言葉にならない苦しさが、ある。誰かに話しても、分かってもらえる気がしない。——その気持ちは、本物です。言葉にならなくても、本物です。
著者・雛瀬ななは、16歳から「Drop+Kiss…+」という日記を書きはじめました。それは誰かに見せるためのものではなく、ただ自分の感情と向き合うために書かれたもの。心の痛み、解離、喪失、内なる子どもとの歩みが、当日の言葉のまま、後から整えられることなく残っています。作られた声ではなく、生きられた声の記録です。
この本は、専門的なケアの代わりになるものではありません。けれど、誰にも言えない夜に、そっと隣に置けるもうひとつの声があってもいい。あなたが感じてきた苦しさに、似た言葉があるかもしれない。自分だけではなかったと思える瞬間が、あるかもしれない。この本は、そういう出会いのために編まれました。
生きられた声の量
歩みの長さ
書き直されていない
読者の声
Amazon カスタマーレビューより(すべて★5 / 2026年)
インナーチャイルドを抱える全ての人にとってこの本はバイブルでありお守りのように感じます。どこか自分自身と重ねて読まれる方も多いと思います。何か心に違和感や辛さを感じる方にはぜひこの本を手に取って欲しいと思いました。
独特の美文と哲学的な解説が交差し、最後まで読み通すことによりすべてがつながっていたのだということが理解できます。自分の苦しみを言語化しよう、という勇気をいただきました。
苦しみを言葉にしようとすること。自分の感情に名前をつけようとすること。それだけで、すでに何かが始まっています。この本は、その歩みのそばに置ける一冊です。