~解離性障害と複雑性PTSDを生きる当事者の20年の記録を、トラウマ臨床の専門家へ~
株式会社andnp(本社:東京都府中市新町、以下「当社」)は、2026年7月25日(土)・26日(日)の両日、大宮ソニックシティ(埼玉県さいたま市大宮区)にて開催された「第25回日本トラウマティック・ストレス学会学術総会 トラウマ治療の実装に向けて―現状と課題―」(主催:日本トラウマティック・ストレス学会、大会長:長峯正典氏/防衛医科大学校 防衛医学研究センター 行動科学研究部門)に出展し、当社刊行の書籍『インサイドアウト「内なる子ども」を癒す 〜Drop†Kiss…+より〜』(上下巻)を展示販売いたしましたのでお知らせいたします。トラウマの研究・臨床に携わる専門家が全国から集う場で、当事者の内面を物語としてたどる本書に多くの関心が寄せられました。
出展の背景
第25回日本トラウマティック・ストレス学会学術総会は「トラウマ治療の実装に向けて―現状と課題―」をテーマに掲げ、初日には藤原武男氏(東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 公衆衛生学分野)による基調講演「子ども期の逆境経験と健康――トラウマ治療に活かせる環境調整とは」が行われました。また、服部信子氏による講演「米国におけるトラウマ治療――社会・教育・臨床の現在と課題」では、アメリカ社会におけるトラウマの捉え方の変化が示されました。
かつてトラウマは、ベトナム戦争の帰還兵など一部の人々に生じる例外的な問題として理解されていました。しかし1990年代以降、子ども期の逆境経験(ACE)に関する研究が進み、トラウマが広く社会に存在する身近な問題であることが明らかになってきました。近年ではMeToo運動やBlack Lives Matterなどを通じて、トラウマは個人的・日常的な問題であると同時に、差別や抑圧の歴史とも結びついた社会的な問題としても認識されています。こうした変化を受け、専門家がトラウマを安全に扱うための能力(トラウマ・コンピテンシー)を高める教育・研修のあり方が問われています。
当社刊行の『インサイドアウト』が扱うトラウマは、主に解離性障害および複雑性PTSDに関わるものです。文芸ノンフィクションである本書は、当事者の内面とその心理的な変遷を物語としてたどることができ、読者は診断名や症状を知識として学ぶだけでなく、当事者が何を感じ、どのように世界を経験しているのかを追体験できます。基調講演で論じられた子ども期の逆境経験と心身の健康との関連にも深く重なる内容であり、専門家のトラウマ・コンピテンシーを向上させるための教材としても有益であることから、今回の出展に至りました。実際に本大会の展示では、児童養護施設に勤務する方にも本書をお買い求めいただきました。
書籍概要
- タイトル:インサイドアウト「内なる子ども」を癒す 〜Drop†Kiss…+より〜(上巻・下巻)
- 著者:雛瀬なな(心理カウンセリングを通じて幼少期の傷に向き合い、その歩みを綴った『Drop†Kiss…+』の作者)
- 編著:敷島真也(『Drop†Kiss…+』編集者。1987年、東京都世田谷区生まれ)
- 監修:内田裕之, Ph.D.(臨床心理士/岐南カウンセリングルーム室長。精神科病院、スクールカウンセラー、学生相談室を経て、大阪大学大学院准教授、東海学院大学教授を歴任。専門は臨床心理学、心理アセスメント)
- 推薦:香山リカ氏
- 発行:株式会社andnp
内なる子どもとは、誰のなかにも生きている無垢な幼子である。近年、傷ついた内なる子どもは「インナーチャイルド」とも呼ばれる。本書は、ある女性が16歳から20年にわたり残した日記をもとに、解離性障害と複雑性PTSDを生きながら内なる子どもを追い求めた歩みを辿る、真実の物語である。
会社概要
- 会社名:株式会社andnp
- 所在地:東京都府中市新町1-82-34
- 事業内容:書籍の企画・編集・出版
- URL:https://aquamarine.andnp.com
本件に関するお問い合わせ先
株式会社アンドエヌピー 広報担当 E-mail:info@g.andnp.com

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